アニメ映画です。
先日のニコ生一挙放送を見てまんまと映画館に足が向きました。

目次

この作品は特別料金のため1300円です。
(割引が関係なくなります。ファーストデーに行った意味ない…)

そしてパンフレットが驚愕の2200円!
予算オーバーで買いませんでした…

肝心の映画について

副題のAVVENIREアッヴェニーレはイタリア語で将来、未来という意味だそうです。
その意味の通りTVアニメの後日談となり、基本的には一見さんお断り映画。

見たことなくて見に行く人は少ないでしょうがシリーズをちゃんと見てから行きましょう。

非日常の日常を堪能する

テレビシリーズ同様舞台はテラフォーミング後の火星、実際のヴェネチアを模したネオ・ヴェネツィアという舞台設定です。
その非日常のなかの日常に入り込み堪能するのがこのARIAの醍醐味の一つでしょう。

今回は映画ということもあり、音響効果が実に素晴らしい。
BGMのかかってないシーンでの環境音が本当にその世界にいるかのような体験をさせてくれます。

成長したキャラと次世代へのバトンタッチ

今回の主人公(群像劇ではあるけど)はあくまで新人のアイちゃん。
しかしながらアカリを含めた今までのキャラクターもその成長ぶりを存分に見せてくれます。

アカリ視点やアリシア視点で進むシーンも多くありつつ、アイちゃん視点に戻ると、あぁ、世代交代なんだな、と嬉しくも切ない気持ちになります。

今までのテレビシリーズを見守ってきた人にはとても感慨深いですね。

そして新人3人もそれぞれの先輩方のキャラクターをどこか踏襲しつつ丁寧なキャラクター造形がされていて、またこの三人の日常を見守りたくなります。

オムニバス方式の3話構成

本作はTVアニメよろしく30分くらいの話の3話構成になってます。

それじゃOVAでも良かったんじゃ…

まぁ先ほどの通り音響効果を多くの人に味わってもらうには映画館はいいのかもしれません。

総評

★★★★★

映画単体で見たら甘口なのかもしれないけど、SFを冠する日常モノは少なく、それでいて小難しく考えることなく楽しめる作品は珍しいです。
テレビシリーズを見たという前提ならこれまでの思い出を振り返り涙が流れてきます。
オススメですよ!