ガッチャマンクラウズインサイトが無事放送終了しました。
今回はネタバレなしです。

※かんたん補足
ガッチャマンクラウズを1期とする日テレのSFアニメ。科学忍者隊ガッチャマンとはストーリー的に直接のつながりはない。

目次

政治を取り扱うSFアニメ

この作品は非常に珍しいテーマを持っています

政治と民衆

烏合の衆になるな、迎合するな。自分で考え行動しろという
非常に扱いづらそうで、それゆえものすごく製作者の意気込みを感じます。

2期の失速パターンを打ち破る

シリアスでテーマをしっかり持った作品ほど陥りがちな問題があります。
それは人気が出た時、続編や2期になると1期でテーマ消化済みのためスカスカになってしまうことです。
この作品もその可能性は十分にあったかと思いますが、実に見事に芯はそのままで
新たな切り口を見つけ展開して行ってます。

往年のヒーローガッチャマンである必要性

作品を見終わっても特にガッチャマンである必要性は感じませんでした。
しかしながら往年の名作を冠につけることで、番組として成立しやすいでしょうし、
視聴者も稼げたんだと思います。

特撮ですが、『仮面ライダー響鬼』が実は独立した企画『音撃戦士響鬼』で進行するところを、スポンサーにより『仮面ライダー』の冠を背負ったのと(噂です)同じ理屈ですね。

そういう意味では『ガッチャマン』と冠するのはとても意味があったと思います。

いま観ておくべきアニメ/一億の猿ども反省しろ!

乱暴な見出しで申し訳ないです。

この作品はいま観ることに非常に意味があると思いました。
製作者の意図も、だからこそ作ったのだと感じます。
日本人の大半は話数を重ねていくと反省しなくちゃと思わされるでしょう

私も例に漏れず反省しました・・・

勘繰り・バジェット問題

これは完全に私の勘繰りですが、1期が放送された前後に実写映画『ガッチャマン』が
同じく日テレの制作で公開されてます。

本作品と比較すると・・・
出来がイイほうが予算少なく、出来が悪いほうが予算多い・・・

ように感じました。

これって・・・?

一週間トンだ番組編成

一部の視聴者の間で話題になった、この作品が一週飛んでしまったことについて。
この番組の放送局あげてのイベント番組のせいで、一週間飛んだことがありました。

そのイベント番組は右にならえ、迎合しよう。というような雰囲気の番組・・・
そんな本作品と真逆を行くような番組に潰されたことも含めてある意味奇跡的な作品です。

総評

★★★★★

ぜひ他人に勧めたい。大人にこそ観てほしい作品。
語り継がれる名作というわけではないですが、だからこそ今観るべきだと思います。

ガッチャ!