Pythonで扱う《数値》

プログラミングには扱うデータの種類で型が決まっており(データ型)、Pythonで扱うデータ型のうち数値にまつわるものは、整数型と浮動小数点数型の二種類です。

基数、○進数の表現

コンピュータでは0と1の2進数を使っているという話を聞いたことがあると思います。

Pythonでは人間が普段扱う10進数、コンピュータが扱う2進数の他に8進数、16進数も表現ができます。

# 2進数 Binaryのb
>>> 0b1010
10

# 8進数 Octalのo
>>> 0o1010
520

# 16進数 Hexadecimalのx
>>> 0x1010
4112

使い方は0とそれぞれに対応する小文字アルファベットを書き、そのあとに数字を記述します。
print関数やコンソールで出力すると10進数変換されます。

様々なプログラムを作っていくとそのうち出会うこともあるので頭の片隅に置いておきましょう。

浮動小数点数について

浮動小数点数はコンピュータで小数を表現する際によく用いられる方法で、聞きなれない方には普通の小数とどう違うのかわからないと思います。

>>> 1.234e3
1234.0

このように数値が0じゃない部分(1234の部分。仮数と言います)と小数点の位置(e3の部分。指数といいます。)の組み合わせで成り立っているのが浮動小数点数という考え方です。

eは指数表記の英語exponential notationの頭文字です。

上記例では1.234 * 10^3(3乗)となります。
1より小さい小数の場合はe-3のように書きます。e-3は0.001の意味です。

こちらも同様に頭の片隅に置いておきましょう。